小林慎太郎のブログ

ラブレター代筆、プレゼンテーション指導、スピーチライティングなどをサービスとして提供するデンシンワークス(dsworks.jp)代表、小林慎太郎のブログ

無勝手流「まーけてぃんぐ」(2)

前回の続き。メディアに出るためにはどうしたらいいのだろうか?僕は、そのことについて頭を巡らせた。『another.life』以降、少し認知度が高まり、ぽつり、ぽつりとは露出させていただく機会を得た。

 

でも、あくまでも、ぽつり、ぽつり。そして、自分で仕掛けた結果ではなく、偶発的なので、そのうち途絶えることは明白だった。

 

どうしたものか・・・。

 

”ラブレター代筆”という仕事は特異性があるため、存在を知ってもらえれば取り上げてくれるところもあるだろうな、とは思った。テレビ局や新聞社に、メールを送るなり、電話をするなりしてみるか、と考えたが、やめた。何というか、まだ、自分の存在が軽すぎる、気がした。胡散臭いヤツだな、と流されてしまう。もう少し「権威付け」のようなものが必要だと思った。

 

考えた結果、「時には手紙協会」という協会をつくることにした。手紙協会の会長、という肩書であれば、”手紙の権威”としての箔がつき、メディア出演が増えると考えたのだ。


とは言え、協会をつくるために何が必要かはよくわからなかったが、名乗ったもん勝ちっしょ、という若さゆえの安易な発想から(若さ、といっても当時36歳だったが・・・)、名刺とWEBサイトを作り、勝手に、自薦で、「時には手紙協会」の会長へと就任した。

 

だが、これは失敗だった。世間は無反応。

 

 

仕方がない、次。次だ。発想を切り替えた。
やっぱり、本だな、と思った。ラブレターにまつわる本を出版すれば、本を出すくらいすごい人なのか、という印象を与えられるのではないかと考えた。

 

だが、自費出版するお金などなく、商業出版できるようなノウハウも技術も、ない。それでも、自費出版よりは商業出版の方が可能性があると考えた。なぜなら、お金がないので自費出版をすることは可能性としてゼロだが、限りなく低いものの、自身での投資が不要な商業出版は、可能性はゼロではなかった。

 

本の内容は、代筆での体験をもとにしたストーリーを書いてみることにした。”ラブレター代筆”という仕事自体は興味を持ってもらえると思ったから。

 

これは、意に反して、うまくいった。

 

コンセプトやターゲット、本の概要を記した企画書と、原稿用紙50枚ほどの仮原稿を十数社に送ってみたところ、数社から、詳しい話を、と連絡がきた。驚いた。そもそも、勝手に送り付けた企画書や原稿に出版社が目を通してくれるとは思っていなかったし、ましてや、期待はしつつも、関心を抱いてくれるとは思わなかった。

 

そして、2017年1月。『ラブレターを代筆する日々を過ごす「僕」と、依頼をするどこかの誰かの「話」。』という本を、インプレス社から上梓させていただいた。

 

当初想定していたように、これは、効果があった。「よくわかんないけど、本を出してるならまあ大丈夫かな」という感じで、WEB媒体やラジオ、テレビに続けて出演することができた。

 

自著という武器ができた。これをもとに、次は、直接メディアに売り込んでみることにした。いくつかのテレビ番組宛に、プロフィールと本を送った。しかしながら、反応がない。そもそも、届いているのかどうかも、よくわからない。

 

本がつまらないのかな・・・、と落ち込みつつ、次の送り先をネットで探していた時に、ふと、気づいた。それまでは、テレビ局内の特定の番組担当者宛に送っていたのだが、それよりも、テレビ番組の制作会社に送った方がいいのでは、とういことに。

 

調べてみて気づいたのだが、制作会社は、ひとつの番組を作っているのではなく、いくつものテレビやラジオ番組を並行して作っている。よって、「うーん、この番組では必要ないけど、あっちだったら使えるかもな」という形で、広くアプローチできるのでは、と思った。

 

これも、なかなかにうまくいった。

 

ある制作会社が興味を持ってくださり、その会社が制作をしているラジオやテレビに数本出演させていただいた。


そして、ここで、ひとつの事実に気づいた。『どうやら、「続ける」を「続ける」しかなさそうだ。』という記事にも書いたが、本を出しても、メディアに出ても、別に、たいして、自分を取り巻く環境や状況は変わらないという事実に。

 

もちろん、以前よりは仕事が増えたが、劇的、というほどではない。少し。メディアに出たことで、本がバカ売れするということもない。Facebookの「いいね!」が微増する程度。

 

 

今が、ここ。この先の展開を、このところ、ずっと考えている。

 

いくつか試したいことがあるため、やってみようと思う。
成功をしたら、続きを書こうと思う。

 

その日まで、また。

 

(きっと、つづく)