小林慎太郎のブログ

ラブレター代筆、プレゼンテーション指導、スピーチライティングなどをサービスとして提供するデンシンワークス(dsworks.jp)代表、小林慎太郎のブログ

無勝手流「まーけてぃんぐ」(1)

会社員として働きながら、自身でも仕事をはじめてかれこれ3年ほどになる。自分ではじめて良かった、と思うことはいくつもあるが、そのうちのひとつに、広告やPR、販売施策などについて、いわゆる「マーケティング」について思考する癖がついたことが挙げられる。思考力が向上したかどうかはわからないが、考える癖は確実についた。

 

ちなみに、とはいえ、僕の考えていることや実行している施策は、その道のプロから見れば児戯に等しいものであることは自覚しているため、タイトルでは「まーけてぃんぐ」と、ひらがなにすることにより、謙虚さを醸しだしてみた。

 

それはさておき、本題。冒頭書いたように、3年ほど個人での活動も続けてきたわけだが、その間に費やしたマーケティング費用は、5万円ほど。正直なところ、累計でも大した収益を上げているわけではないが、それでも、費やした費用よりは多くもらっているし、本を出版させてもらったり、テレビや新聞に取り上げてもらったりというメディア露出の量で考えると、5万円というコストは上出来だと自負している。

 

ちなみに、この5万円の内訳はというと、はじめた当初、何をどうしていいわからず、よくわからないけど、とりあえずプレスリリースでも出しとけばどっかが取り扱ってくれるかなー、という安易すぎる気持ちで依頼したプレスリリース配信サービスの代金が約3万円。

 

あとの2万円は、これまた、とりあえず出しとけば反応あるっしょ、というチャラい気持ちで出したリスティング広告Facebook広告だ。

 

結局、プレスリリースもWEB広告も成果は皆無で(一応言っておくと、これは配信サービスやWEB広告のせいではなく、無目的・無思考で出した僕のせいです)、それ以降、マーケティングにお金をかけることはやめた。

 

やめた、というと聞こえはいいが、正確には、投じるお金がなかった。自分で活動することに対して家族は何も口出しせず寛容に受け入れてくれたが、それでも、当たり前ではあるが、家庭のお金を使わせてくれるほどポジティブではなかった。

 

だから、結果として、お金をかけずに、いかにして僕の存在、僕の仕事を知ってもらうか。お金をかけずに、いかにして集客するか。そちらに思考を切り替えた。

 

最初に浮かんだのは、「チラシ配り」。地味だが、印刷費用くらいしかお金はかからない。それに、”ラブレター代筆”といういかがわしい仕事の性質上、まずは僕という人間に対して信用・信頼を得ることが重要になる。そう考えると、直接手渡しをし、僕という人間を見てもらうことのできるチラシ配りは悪くない手段に思えた。

 

早速、エクセルで手作り感満載のチラシを作ると、週末、妻子を家に残し、僕は新宿へと出掛けた。南口改札を出て、横断歩道を渡ったあたりで、僕は、人生初のチラシを配りはじめた。日を変え、新宿以外にも、後楽園やお茶の水、池袋などでも配った。

 

結果。効果は何もなかった。皆無。ゼロ。
費やした労力と成果のバランス、という視点で考えると、最低の施策だった。残ったのは疲労感と敗北感のみ。

 


はて、どうしたものか・・・。
早々に四面楚歌になった僕だったが、状況打破のひとつのきっかけになったのが、『another.life』というWEBメディアへ取り上げてもらったことだった。『another.life』は、変わった取り組みや活動をしている人に焦点を当て、それらの人々のインタビュー記事を掲載しているメディアだ。

 

僕の活動を知っている知人から、「こんなのあるよ」と教えてもらい、”変わった”活動という意味では人後に落ちない自信があった僕は、『another.life』のサイトを通じて、僕はこんなことをやっています。ぜひ、取り上げてください、と運営者にアプローチをした。

 

結果、取り上げてもらうことができた。行動が結果につながったことが嬉しかったし、何よりも、周りの反応が、わずかだが、変わったのを感じた。それまでは、「ははは、ラブレター代筆ってなんだよ」というあからさまな嘲笑だったのが、「ふーん、ラブレター代筆ね・・・」と、失笑程度になった。

 

それと、それまでは閑古鳥が羽を広げてバサバサと飛び回っている状態だったものが、『another.life』に掲載後、サイトを見ました、という人からぽつぽつと依頼が入るようになった。

 

ラブレター代筆の仕事をはじめた当初から、”ラブレター代筆”という言葉の響きが胡散臭い分、僕に対しての信頼度を高めるところからはじめなくてはならないことは薄々気づいてはいた。ただ、そのために何をするべきなのかはわからなかった。

 

ただ、『another.life』に掲載された経験を通して、信頼度を高めるためには、メディア露出がひとつの手段たり得ることを学んだ。


どうしたらメディアに出れるのだろうか。僕は、そのことについて考え始めた。

 

(つづく)