小林慎太郎のブログ

ラブレター代筆、プレゼンテーション指導、スピーチライティングなどをサービスとして提供するデンシンワークス(dsworks.jp)代表、小林慎太郎のブログ

100通のラブレターを書いてみたけれど

約5年前からラブレター代筆の仕事をはじめ、先日に代筆件数100件を超えた。 「100」という数字だけ見ると随分と多い印象だが、5年間かかっているので、月換算だと1~2件に過ぎない。それに、毎月コンスタントに来ているわけではなく、4,5件まと…

「代筆屋」はいらない

「基本は自分で書くので、添削をお願いできますか?」たまに、このような依頼が来る。 困る。断りはしないけれども、困る。なぜなら、大抵の場合、直す必要がない。 リズムや読みやすさ、表現といった話でいえば直す余地はあるのだけれど、そのあたりを整え…

箕輪厚介 vs 水道橋博士

先日、「HATASHIAI」という格闘技イベントを観戦した。メインイベントである、幻冬舎編集者である箕輪厚介氏と、浅草キッドの水道橋博士の闘いが目当てだ。 ちなみに、「HATASHIAI」というのは、堀江貴文氏が立ち上げたイノベーション大学校(HIU)内から生…

就活における服装が「どうでもいい」3つの理由

先日NHKの番組『就活応援TV』にて、「スカートじゃなきゃダメ」という企業や大学就職課が取り上げられ批判を浴びたようだが、学生さんの立場からすると、「スカートじゃなきゃダメ」と言われると、「あ、そうなんだ」と従ってしまうくらいに、就職活動におけ…

春の池袋の夜の夢

名前が特徴的なのと、顔つきが20年前と何ら変わるところがないため、”その子”であることに疑いはなかった。友達が「いいね!」をしたことで、タイムライン上に現れたその子の投稿には、福祉施設で働く様子の写真と、そこでの近況が記されていた。 春の池袋…

死の床で聞きたい言葉

最近、余命宣告を受けた人の手記や、幼くして亡くなった子供にまつわる記事などを目にする機会が多い。「多い」と書いたが、きっと、目にする機会自体は以前と変わらないが、20代、30代前半の頃は流していた「死」に関する記事が、40を目前に控え、自身の死…

志望動機を問われた際のNGワード

「志望動機を教えてください」 定番中の定番の質問。多くの面接官は、まずはじめに、この質問を投げかけるのではないだろうか? なぜこの質問を最初にするのか。それは、この質問に対する返答で、その後の受け答えの質、就職活動生としての基礎体力が大体わ…

就活本格化に向けて、しておくべきこと。

12月。そろそろ、就職活動を控えた学生さんが本格的に動きはじめる時期。本やネット、もしくは既に就職活動を終えた先輩などから就活に向けたアドバイスを見聞きしたりしているだろうが、それでも、「何をしたらいいんだろう?」「どうやって動けばいいん…

歳の差なんて、ラララ。

ラブレター代筆に依頼をしてくる人は、大別すると2つのタイプにわけることができる。1つは、文章を考えることが不得手な人。もう1つは、文章を考える云々の前に、そもそも、想いを伝えることに対して躊躇をしている人。意外に思われるかもしれないが、後者…

「海を見る自由」

僕は立教高校の出身なのだが、立教高校は、2011年の東日本大震災の発生に伴い、卒業式の中止を決定した。そして、タイトルの「海を見る自由」とは、立教高校の校長が卒業生に対して送ったメッセージ内の言葉だ。 素晴らしいメッセージなので、是非ともご一読…

「一目惚れ」こそが至高の愛?

「なるほど、一目惚れというやつですね」僕の言葉に、依頼者は照れくさそうな表情でかすかに頷いた。 コンビニで働く女性に告白をしたい。だけれど、女性に対して奥手で、告白をしたことなどなく、付き合ったこともない。ラブレターなら渡すだけだからできる…

「いいひと」はプレゼンが苦手?

ラブレター代筆が専門のように思われているが、それだけではなく、プレゼンテーションの指導も実はおこなっている。 おかげさまで、プレゼンテーションに関しても、ぱらぱらと依頼をいただくことがあるが、どの依頼者にも共通して言えることがある。それは、…

君の仕事の名は。

先日、とある取材を受けていて、「ラブレターを代筆するご自身の仕事に名前をつけるとしたら何てつけますか?」と訊かれた。名前?うーん。面白い質問だと思った。その仕事の本質や、僕がその仕事のどこに価値を、重きを置いているかがわかる。 「ふふ、それ…

『We Love Television?』

『電波少年』のT部長でお馴染み(最近の人は馴染みないのかな)日本テレビ土屋さんが監督した映画『We Love Television?』。欽ちゃんこと萩本欽一に密着したドキュメンタリー映画だ。 平日夜、渋谷でこの映画をひとり鑑賞し、エンドロールが流れ終わった後、…

一番臆病で、一番勇敢な人たち。『72時間ホンネテレビ』を観て。

先日AbemaTVにて放映された、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の元SMAP3名による『72時間ホンネテレビ』。放映前、放映中、そして放映後、とずっと話題になっているが、例にもれず、僕も、観た。といっても、すべてあますところなく観たわけではなく、累計し…

『アナログ』(ビートたけし)の余韻で思い出したこと。

僕はラブレター代筆屋という「アナログ」な仕事をしつつ、IT企業という「デジタル」を取り扱う会社で働いている。だから、アナログなもの、デジタル、双方の良いところを知っているつもりだし、双方を肯定する。 本書は、携帯電話やメールといったデジタルな…

誰かを「想っている人」のこと。

ラブレターを代筆する際、詳細のヒアリングのため、依頼者と直接お会いしている旨を伝えると、「え!?会うんですか?怖くないんですか?」と、たまに驚かれる。 「怖い?」 「そう。だって、どんな人が来るかわかんないじゃないですか?それに、ラブレター…

「大丈夫?」も言えなくて

昔のことを振り返ったり、子供の頃の話を親や友人としていると、思い出す人がいる。 彼女のことは、昨年に出版させてもらった書籍にも記したが、名前は、恵理ちゃんにしておく。恵理ちゃんは、僕がはじめて、この人のこと好きだな、と思った人。恵理ちゃんは…

想いを超えることはできないけれど、その営みには価値がある。

今日に至るまで、約50通のラブレターを書いてきた。 「それだけやってれば、スラスラと書けるんでしょうねー」 そう声を掛けられることがある。それであればいいのだが、正直なところ、そうではない。 数を重ねれば重ねるほど、書けば書くほど、よくわから…

コネとネコとボクと。

年末が迫り、そろそろ、リクルート姿の学生さんが目につきはじめる時期だ。この時期になると、いつも、自身の就職活動時の頃を思い出す。 当時は、いわゆる「就職氷河期」というやつで、完全なる買い手市場、企業優位の状況にあった。それまで例年当たり前の…

パラレルキャリアをススメない

すっかりラブレター代筆専門業のようになってしまったが、過去には、人事としての経験を生かし、就職相談をおこなっていたことがある。ぱらりぱらりとではあるけれど、就職活動中の学生さん、そして、現在所属している会社に対して不満ないし不安を抱える社…

無勝手流「まーけてぃんぐ」(2)

前回の続き。メディアに出るためにはどうしたらいいのだろうか?僕は、そのことについて頭を巡らせた。『another.life』以降、少し認知度が高まり、ぽつり、ぽつりとは露出させていただく機会を得た。 でも、あくまでも、ぽつり、ぽつり。そして、自分で仕掛…

無勝手流「まーけてぃんぐ」(1)

会社員として働きながら、自身でも仕事をはじめてかれこれ3年ほどになる。自分ではじめて良かった、と思うことはいくつもあるが、そのうちのひとつに、広告やPR、販売施策などについて、いわゆる「マーケティング」について思考する癖がついたことが挙げら…

それでも、前へ。前へ。

”告白をしていいのか迷っています・・・。”そう相談を持ちかけられることが少なからずある。踏み出せない理由は、想いを寄せる相手と接点がまったくない、相手には付き合っている人がいる、こちらの一方的な片思いだから、など色々とあるが、多いのが、「歳…

社会人になったら。

就職を控えた学生さんや、初々しい新入社員の子たちを見ると、いつも思う。そんなに構えなくていいのに、と。 自分もかつてそうだったからわかるが、彼ら、彼女たちの頭の中には、学生と社会人との間には明確な一線があり、社会人になったらちゃんとしなくち…

どうやら、「続ける」を「続ける」しかなさそうだ。

ラブレター代筆という仕事の特異性から、メディアに取り上げていただくことがたまにある。あまつさえ、書籍出版の機会もいただいた。 一介の会社員がメディアに取り上げていただく機会などなく、当初は、取材を受けるたびに、鼻息を荒げ、胸は高鳴り、声は上…

恋文横丁

「恋文横丁」というのは、渋谷に実在した横丁の名前。朝鮮戦争当時、日本に駐留をしているアメリカ兵に想いを寄せるものの、英語ができない日本人女性が数多く存在した。そのような女性たちから依頼を受け、英文でラブレターを書くいわゆる「代筆屋」が、そ…

ラブレターを書くコツ

「ラブレターを書くコツを教えてください」 僕が代筆屋をしていることを伝えると、必ずといっていいほど訊かれる。当初は、したり顔で、書き出しがどうとか、表現がどうとか語っていたが、最近はそういうのは止めた。 「名前を書くだけで大丈夫です」こう答…

告白するべきか、せざるべきか。それが問題だ。

「まぁ、結果論ですけど、告白しなきゃよかったかもですねー。告白しなかったらこんな気持ちにもならないし」 夜の新橋。寿司屋のカウンターで、僕と依頼者は並んでいた。依頼者の一言に、僕は、漬けマグロへと伸ばしかけた手を止める。 ははは、冗談ですよ…

「仕事って楽しいですか?」

その日、僕は、新卒採用における面接官を務めていた。そして、ある学生さんとの面接の終わりに、こう問いかけた。 「最後に、何かご質問はありますか?」 月並みな質問。 「今後のビジョンを教えてください」「仕事をしていてやりがいを感じる時はどんな時で…