小林慎太郎のブログ

ラブレター代筆、プレゼンテーション指導、スピーチライティングなどをサービスとして提供するデンシンワークス(dsworks.jp)代表、小林慎太郎のブログ

社会人になったら。

就職を控えた学生さんや、初々しい新入社員の子たちを見ると、いつも思う。そんなに構えなくていいのに、と。 自分もかつてそうだったからわかるが、彼ら、彼女たちの頭の中には、学生と社会人との間には明確な一線があり、社会人になったらちゃんとしなくち…

どうやら、「続ける」を「続ける」しかなさそうだ。

ラブレター代筆という仕事の特異性から、メディアに取り上げていただくことがたまにある。あまつさえ、書籍出版の機会もいただいた。 一介の会社員がメディアに取り上げていただく機会などなく、当初は、取材を受けるたびに、鼻息を荒げ、胸は高鳴り、声は上…

恋文横丁

「恋文横丁」というのは、渋谷に実在した横丁の名前。朝鮮戦争当時、日本に駐留をしているアメリカ兵に想いを寄せるものの、英語ができない日本人女性が数多く存在した。そのような女性たちから依頼を受け、英文でラブレターを書くいわゆる「代筆屋」が、そ…

ラブレターを書くコツ

「ラブレターを書くコツを教えてください」 僕が代筆屋をしていることを伝えると、必ずといっていいほど訊かれる。当初は、したり顔で、書き出しがどうとか、表現がどうとか語っていたが、最近はそういうのは止めた。 「名前を書くだけで大丈夫です」こう答…

告白するべきか、せざるべきか。それが問題だ。

「まぁ、結果論ですけど、告白しなきゃよかったかもですねー。告白しなかったらこんな気持ちにもならないし」 夜の新橋。寿司屋のカウンターで、僕と依頼者は並んでいた。依頼者の一言に、僕は、漬けマグロへと伸ばしかけた手を止める。 ははは、冗談ですよ…

「仕事って楽しいですか?」

その日、僕は、新卒採用における面接官を務めていた。そして、ある学生さんとの面接の終わりに、こう問いかけた。 「最後に、何かご質問はありますか?」 月並みな質問。 「今後のビジョンを教えてください」「仕事をしていてやりがいを感じる時はどんな時で…

空は、青いか。就職活動の思い出。

あ・・・。朝食のトーストをかじる手を止めた。じっとテレビを見つめる。NYのマディソン・スクエア・ガーデンからの中継で、女性のニュースキャスターがアメリカの政治情勢について語っている。 語っている内容に興味ははない。興味があるのは、彼女の後ろを…

自分宛のラブレター

“ラブレター”というと、好きな相手に対して“告白”をするためのもの、というイメージが一般的には強いと思う。だから、“ラブレター代筆屋”という看板を掲げる僕のもとに寄せられる依頼は、すべてが告白のためのものだと思われているようだ。でも、実際はそう…

別れはいつだって、少し、早い。

僕の好きな言葉に、 人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に。 という言葉がある。哲学者である森信三氏の言葉だ。最善のタイミングで、必然的に出逢うべき人には出逢う、ということ。 確かに、と思う。 38年と…

「足の速いヤツが一番かっこいい」。日本人初の9秒台に思う。

2017年9月9日。東洋大の桐生祥秀選手が、日本選手初の9秒台となる9秒98を叩き出した。速報でその一報が流れてきた瞬間、僕は、「おおおお!」と叫んだ。 こう見えても(どうも見えてないと思うが)、高校時代、陸上部に所属をしていた。種目は100mと…

「今日のところは、踏ん張らず」。三菱電機新入社員の自殺問題に思うこと。

三菱電機の新入社員が、上司や先輩からのいじめや嫌がらせを苦に自殺。やりきれない。やりきれない、というのは、命を絶った本人の気持ちを思ってのことでもあるが、何よりも、そのご両親の心境に対して。 僕には5歳と2歳の子供がいて、一応、育児らしきこ…

面接官のひとりごと

就職活動における「面接」の必要性というものについて書きたいと思う。おそらく、このブログを読まれている学生さんの一部は、いや、多くの人は、「嘘で塗り固められた受け答えをして何の意味があるの?」「30分かそこいらの時間で、僕の何がわかるの?」…

新卒採用なんて、別に。

8月に入り、新卒採用がようやく落ち着いた。今年に限らず、新卒採用をしていていつも思うのは、別にたいしたことじゃないのにな・・・、ということ。 たいたことじゃない、というのは、新卒採用でどこの会社に入るのか、ということに対して。 誰もが知って…

安室奈美恵の引退とSWEET 19 BLUES

安室奈美恵の引退に際し、「潔い引き際」「かっこいい」という声が聞かれるが、僕は、ちょっと違う感想を抱いた。語弊があるかもしれなしが、怖さ、のようなものを感じた。 特別、安室奈美恵に対して強い思い入れがあるわけではないが、ほぼ同年齢ということ…

空は、青いか。

あ・・・。朝食のトーストをかじる手を止めた。じっとテレビを見つめる。NYのマディソン・スクエア・ガーデンからの中継で、女性のニュースキャスターがアメリカの政治情勢について語っている。 語っている内容に興味ははない。興味があるのは、彼女の後ろを…

「バトンを渡す」ということ。

先日、NHKで放映された「自閉症の君が教えてくれたこと」という番組を観た。 東田直樹さんという重度の自閉症を持つ作家に密着したドキュメンタリーだ。 通常、自閉症の方は他者に自分の感情や意見を伝えることができないが、東田さんはパソコンのキーワード…

「過去」は変わる

あけましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いいたします。 ふわふわと不定期に更新している本ブログですが、更新のたびにメールで感想を寄せてくださる奇特な方がいらっしゃることもあり、今年もはりきって更新をしていきます。 さて、新年一発目は…

春にして君を想う。

「彼女の人生は幸せだったのかと。幸せにできていたのかと。色々と後悔が残っています・・・」 ラブレターの代筆をはじめてから一年ほどが経ったある春の日、依頼者がもらした言葉。奥様が若くして病気を患われ、過去を振り返り、後悔をし、感謝の気持ちをし…

「分人主義」について(わりと真面目に。)

さて、今日は「分人主義」について記そうと思います。 話が少しそれますが(冒頭からそれてスイマセン)、ラブレター代筆の依頼者の方がよく漏らされる意見として、 「僕なんかがあの人に気持ちを伝えていいものか・・・」 「私などが想いを伝える権利などあ…

「夢」「目的」「意義」は、別にいらないと思う

夢、目的、意義・・・。これらの言葉を目にすると、これらの言葉を耳にすると、僕は違和感を抱きます。いや、率直にいうと、これらの言葉が好きではないです。いや、キライです。 でも、その理由が自分でもよくわかってなくて、シャイな天邪鬼なひねくれ者だ…